開催趣旨

中分子医薬品は、分子量500程度以下の低分子医薬品と抗体医薬品に代表される分子量10万以上の高分子医薬品の間に位置付けられる医薬品である。その多くは細胞内の標的を狙える、標的特異性が高い、化学合成で比較的安価に製造可能といった特徴があり、低分子医薬品と高分子医薬品のメリットを併せ持つ次世代の医薬品として期待されている。
本セミナーでは、国内で開発される中分子医薬モダリティとして、核酸医薬品、環状ペプチド医薬品、ペプチド医薬品、VHH抗体医薬品、ならびに、中分子医薬品の特徴を一部有するタンパク質分解医薬品を取り上げ、研究開発の現状と今後の展開について紹介する。

プログラム

10:20～10:25	挨拶 公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団　理事長　審良 静男
10:25～10:45	はじめに 大阪大学 共創機構　特任教授 坂田 恒昭
10:45～11:20	核酸医薬の臨床開発動向と安全性確保に向けた取り組み 国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子医薬部　部長　井上 貴雄
11:20～11:55	人工核酸技術を基盤とした難治性神経疾患に対するアンチセンス医薬創薬 ルクサナバイオテク株式会社　代表取締役社長 佐藤 秀昭
	～昼 食～
13:05～13:40	タンパク質分解医薬品PROTACとMolecular Glue 東京大学大学院薬学系研究科 タンパク質分解創薬社会連携講座　特任教授　内藤 幹彦
13:40～14:15	標的タンパク質分解誘導を基盤にした薬剤開発 アステラス製薬株式会社 オンコロジーリサーチ エンジニアードスモールモレキュールズ　主管研究員　吉成 友博
14:15～14:50	Drug-likeライブラリーによる細胞内タフターゲットを狙う中分子創薬 中外製薬株式会社 研究本部　シニアフェロー　小嶋 哲郎
	～休　憩～
15:00～15:35	ペプチドエピトープワクチンの開発 大阪大学大学院医学系研究科 健康発達医学寄附講座　教授 中神 啓徳
15:35～16:10	組織移行性抗体AccumBody®を用いたDDSによる高機能性医薬品 鹿児島大学大学院理工学研究科 理学専攻化学プログラム　教授 伊東 祐二
16:10～16:45	ナノゾラの研究開発と構造的特徴 大正製薬株式会社 研究本部 医薬研究センター 構造生物学研究室 副室長　黒川 智文
16:45～16:50	おわりに 国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子医薬部　部長　井上 貴雄

セミナー終了後、ロビーにて講師と会場参加者との交流会を実施いたします。

応募要領

・参加費： 無　料
・定 員 ： 会場参加　160名 WEB参加　500名
・申込締切日： 2025年11月14日（金）
※要事前申し込み（先着順）
※どちらも定員になり次第締め切ります。

申込方法

ただいま準備中です。

申込方法

下記、参加申込からお申込みください。（定員になり次第、締め切ります。）
携帯電話（フィーチャーフォン・ガラケー）からは正しく動作しない可能性があります。
参加申込者には、受付メールを送付します。
また、開催日前に会場参加者には参加案内を、Web参加者には参加方法をお知らせします。

参加申込

お問い合わせ先

公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団　セミナー事務局 係
sng-2023〔at〕senri-life.or.jp
（↑〔at〕を半角の@に置き換えて送信してください。）