深夜のワンオペ業務、サマータイム問題、働き方改革など、私たちの生活のあり方がこのままでよいのか問われています。これらライフスタイルに深く関わる睡眠と覚醒ですが、その生理的意義や制御機構は未だに多くの謎に包まれています。なぜ私たちは毎日自然に眠り、また目覚めるのか? 眠気や睡眠負債の物質的基盤は何か? 社会的要請に応えて睡眠を恣意的に調整しても問題ないのか? 子供の睡眠問題はなぜ増えているのか? IoT時代の中での睡眠調整法とは? 本シンポジウムでは睡眠・覚醒問題と日々向き合っている基礎および臨床医学者、成果の社会実装に取り組む研究者が、睡眠・覚醒研究の現状と令和時代に取り組むべき課題を論じます。
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ポスター(PDF) プログラム(PDF)
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はじめに |
筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構
機構長・教授 柳沢正史
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睡眠覚醒の謎に挑む:「眠気」の神経科学的実体とは? |
筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構
機構長・教授 柳沢正史
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睡眠と免疫の接点 ~睡眠誘引遺伝子 "nemuri"の発見~ |
筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構
助教 戸田浩史
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退屈な時に眠くなるのはなぜ?-脳メカニズムの観点から |
筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構
准教授 Michael Lazarus
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腕時計と体内時計のミスマッチが招く健康被害 |
秋田大学大学院 医学系研究科
教授 三島和夫
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子どもの睡眠とその破綻 |
大阪大学大学院 連合小児発達学研究科
教授 谷池雅子
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デジタル睡眠医療の社会実装 |
サスメド株式会社
代表取締役 上野太郎
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おわりに |
秋田大学大学院 医学系研究科
教授 三島和夫 |