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2017年3月3日(金) セミナー K5

組織を支える幹細胞と微小環境(ニッチ)
開催日時: 2017年3月3日(金) 10:00~15:50
開催場所: 千里ライフサイエンスセンタービル
   山村雄一記念ライフホール
コーディネータ: 長澤丘司
大阪大学大学院 生命機能研究科/医学研究科・医学部 教授
  西村栄美
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教授

プログラム・趣旨・講演要旨

 生体の臓器や組織を構成する成熟した細胞の多くは寿命が短く、新陳代謝を繰り返していますが、組織幹細胞という特別な細胞が補給を続けることで恒常性が維持されています。組織幹細胞とは、生涯にわたる高い自己複製能力を持つと同時に、組織を構成する分化細胞を供給する能力を持っており、iPS細胞やES細胞とは異なり、少数ながら生体組織内に実在する幹細胞です。組織幹細胞は、組織が損傷した際の再生にも中心的な役割を担う反面、自己複製を繰り返すことで遺伝子の変異が蓄積し得るので、大部分のガンの発生母体となり、組織の老化においても重要です。また、組織幹細胞の多くは、単独では生存、機能できず、組織の中でニッチと呼ばれる特別な微小環境と接着し、維持・制御されています。したがって、組織幹細胞とその司令塔であるニッチは、発生学や幹細胞生物学に加え、再生医学、ガンや老化の研究分野においてもその重要性が注目されており、近年、その理解が大きく進んでいます。本セミナーでは、世界に通用する成果をあげて活躍する研究者が様々な臓器での最新の知見をわかりやすく紹介します。活力ある研究の息吹きを感じながら、これから解明すべき問題を含めて議論頂けましたら幸いです。
 
ポスター(PDF) プログラム(PDF) ストリーミング動画
 
はじめに
大阪大学大学院生命機能研究科/医学系研究科医学部
教授 長澤丘司
血液細胞産生の司令塔、造血幹細胞ニッチの解明
大阪大学大学院生命機能研究科/医学系研究科医学部
教授 長澤丘司
精子形成幹細胞の集団動態とそれを支える“開放型”ニッチ
自然科学研究機構 基礎生物学研究所
教授 吉田 松生
幹細胞ヒエラルキーとその形成機序
理化学研究所 多細胞システム形成研究センター
チームリーダー 森本 充
がんニッチ細胞による腫瘍悪性化の分子基盤
京都大学大学院生命科学研究科
教授 井垣達吏
消化器上皮および消化器腫瘍における幹細胞ニッチ制御機構
慶應義塾大学医学部
准教授 佐藤俊朗
毛包の幹細胞の制御と老化のしくみ
東京医科歯科大学 難治疾患研究所
教授 西村栄美
おわりに
東京医科歯科大学 難治疾患研究所
教授 西村栄美

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